大人の学習帳

大人の夏休みは終わったけど、勉強は続けて行こうと思います。

⑤ストレスケア外来

 

ストレスとは?
刺激により引起こされる非特異的な生体反応

要は、色んなことから刺激を受けて、それを「痛い」「嫌だ」と思う自然な心の反応、ということですよね。

うーん・・・そもそも、人間ってそんなこと日常茶飯事じゃない?

ですよね(苦笑)

 

皆さんあると思います。

で、も、です。

例えば世の中に自分を映す鏡的なものや、カメラ的なものがなかったとして、

自覚症状のない皮膚病的な事が自分に起こったと、します。
触ってもそれはブツブツしているわけでもなく、

特に本人的には気がつかない。何となく変かもな、とは思っていても、

指摘を受けなければわからんわけです。

 

で、私もその状態だったわけです。
「なんか変だな」とか「おかしいな」
とか、その程度

 

でも、母がはっきりと

「病院に行こう」

と、言ってくれました。

その時、私のマインドが「私は病気なんかじゃない‼︎」とか、「特に困っているわけではないし…」とか、プライドが許さなかったら

絶対YESとは言いませんでした。

 

でも、私は、素直に行くことにしたんです。
なぜか。

 

これも、偶然の奇跡なのか、運命の必然なのかはわかりませんが、

  1. 映画「Ms.&Mrs.スミス」の冒頭で、二人がカウンセリングを受けている場面をたまたま直前に観ていた。
  2. 心理学を多少勉強していて、仕事でも活用していた。
  3. 先進国での心理カウンセリングは、それほどハードルの高い事ではないことを知っていた。
  4. 自分ではどうしようもないことを、理解し始めていた。

こんな感じですかね。
他にも要因は色々あると思いますが、日本ってやっぱりそういう心の色々に対して

「気合い」とかで乗り切ろうとする馬鹿らしい精神論とか
「恥」だとする、固定観念とか
なんかそういうのが、結構あると思います。

「メンタル弱すぎだろ」とか、「そういうので病んでる奴、いるよねー。自分は関係ないけど」とか、なんかそんな雰囲気。

 

でも、私にはそういうのはなかったという。

そもそも精神科や心療内科って医学とか心理学と社会学とかであって(大学時代に心理学と社会学を勉強していた)何故それを否定するのか、ちょっとよくわからなかったわけです。

先進国でそういうのは変な偏見はない、というのも、なんとなく知ってました。

ていうか。

自分でどうしようもないことって、あるわけですし。実際。

で、母の知人の紹介もあり、ストレスケア外来(いわゆる精神科・心療内科的な)ところへ、行ったわけです。

 

 

で、まずカウンセリングが行われました。

(私のかかったところがそうだっただけで全てこうなのかは、わかりませんよ。あくまで私の場合)

簡単に流れを説明すると

  1. 臨床心理士の先生による聞き取り調査(生い立ちからトリガーとなった出来事まで)を精神科医の先生の立ち会いのもと行われました。
  2. 母も(私の希望で)同席し、幼少期の私の様子を聞き取り調査。
  3. 別の心理士の方が来て、一本の木の絵を描き、タイトルをつける。
  4. 病院全体として、私の診断名と、治療方針について説明を受ける。
  5. 担当医の先生から挨拶をされ、今後について話をする。
  6. 心電図検査と血液検査を後日改めて受ける。

こういった感じでした。
ここでも、奇跡というか、私にとってはですが、私はとてもいい先生と出会えました。

みなさんにとって、精神科というと、言葉を選ばずはっきり言えば
「頭おかしい人、精神病の人が行くところ」
発達障害の人が行くところ」
みたいなイメージ、あると思います。
でも、案外そうでもなくて。。

みんな普通の社会人だったり、多分主婦の方だったり、学生程度の年齢の子だったり、ふつーの人がふつーにふらっと「ちと調子悪いな」ぐらいな感じで来ていました。「風邪ひいたかな」ぐらいの感じで。

そりゃもちろん、普通の内科と同じで、目に見えて調子の悪い人も、もちろんいました。感情のコントロールが難しくなっちゃってて、看護師さんや受付の方々に当たり散らしていた人もいました(苦笑)

でも、外科だって内科だって、同じですよね。

私の印象はそんな感じです。

で、かくいう私も「来院当時は顔に「病気です」と、書いてあるぐらいひどい状態でしたよ」と担当医の先生に言われるくらい酷かったみたいですね。(笑) 知りませんでしたけど。

 

で、診断名は「鬱」、治療方針は、まずは薬で無理やりにでも「寝なさい」でした。

外科的手術もそうだと思いますが、本人の体力が無い限り手術は行われませんよね。なんで、私の場合も、同じです。

鬱の診断は、実はハッキリとコレという、ウィルスみたいなわかりやすいものではなく、お医者さんの判断本人の状況から読み取るらしいです。

で、私の場合、自律神経の異常が多く見られることと、何より脳の機能が活性化しすぎているので、とにかく脳を休める事。コレをまず解決しましょう。と、言われたわけです。

で、脳が正常に機能し始めてから、病巣に入る(外科でいうと手術)事にしましょう。

 

 

てなわけで、そこから、とにかく一週間薬を飲んで寝続けました。zzz

 

で、私の愛する友人たちから、

「鬱とか、なんかそういうやつって、薬漬けにされたりするイメージで怖い」

とご心配を頂いておりまして。

 

それも、伝えたわけです。精神科医のプロの先生に向かって。臆面もなく。(笑)

 

そしたらですね、2パターンの答えが返って来ました。(二人のお医者さんがいたので)

1パターン目は、「友達の質問に答える必要はありません。」
2パターン目は、「あなたの薬に対する不安は、理解できます。不安に思うことは全て説明します。ですが今は、ゆっくり寝ることを第一にして下さい」

 

私の主治医になって頂いている先生は2パターン目の先生です。

 

いい出会いでしたね。ラッキーでした。本当に。
なんでも理解したがる私にとって、こういう先生は本当に助かります。

で、とにかく、そこから、ひたすら「寝る」という事と立ち向かい続けます。(笑)

なんじゃそら、ですよね。

でも、そうなんです。まずは、寝る。とにかく寝る。いいから寝る。考えないで寝る

今となって気づく事ですけど、あとは、自分の感覚なんですけど、

こういうのって、脳の炎症なのかなって。

今もそうですが、とにかく脳が膨れ上がってパンッパンになるイメージ。

昔ヨガを習っていた事もありまして、その時にマインドフルネス(いわゆる瞑想とか精神状態に意識を向ける)とかも教えてもらっていましたが、要は、脳の機能停止の練習なんでしょうね。仏教用語でいうと、無我の境地。

 

うーん。。。でも、「考えないっ!」て考えてる時点で、考えてるじゃん?
みたいな。(笑)

なので、薬で無理やり寝るわけです。

薬については、今後また別記事で書きます。

てわけで、とにかく私はひたすら寝続けました。まずは6時間、次に7時間、やっと8時間。。。(これについても後でまた別記事で)