大人の夏休み日記

大人だって夏休みほしいじゃん?

飼ってた犬の話

私は一度だけ、子どものころにペットを飼ったことがあります。

 

犬です。

だから私は犬大好きです。

動物全般大好きですが、

犬はもう、大好きです。

多分もはや犬も私のことが好きです。(笑)

絶対両思いだと思ってます。どの犬とも。

 

で、私の家に来てくれた犬は、私が中学2年生の冬に逝きました。

 

雑種の犬です。

シーズーと何かの雑種です。(お母さん犬がシーズーでした)

手のひらに乗るぐらいの大きさの時に、彼とは出会いました。

たくさんの赤ちゃんがいた中で、

愛くるしく甘えてくる子もいれば

勇ましく立ち向かってくる子もいれば

元気いっぱい転がりまわる子もいるなかで

 

ずるっ。。。ずるっ。。。と這うように、室外機の下に滑り込もうとしていた子。

それが、うちの子でした。

 

しゃくれ受け口で、あほ顔です。

手のひらに抱き上げても、特に嬉しそうにするわけでもなく

ぼーっとしてました。

 

でも、兄も私も、なんででしょうか。

 

「この子だ」

 

と、思ったんです。

 

結論から言えば、あんまり頭のいい子ではなかったです。(爆)

子犬のころから、成犬になっても。

 

とにかく、一言であの子を表わせと言ったら、

 

「アホ」

 

そんな子でした。

 

子犬のころ、鎖から外して首輪だけにすると、いったん家の周りを2周してみる子でした。(首の鈴の音が家の周り中をリンリン鳴らしながら高速で2周するので、わかる)

で、その後脱走を試みる。が、当然ゲートを閉めているので失敗する。そのあとどうしていいのかわからなくなって、とりあえずまた走る。

一度脱走に成功して、人なのか野良犬なのか分かりませんが、傷つけられて血だらけになって帰ってきたことがあります。

その時は飼い主である我々のことを忘れてすっかり野生に戻って噛みついてきました。

何があったんでしょうね。

そんなおバカさんでしたが、私の嫌いな男の子が家まで来て「バーカ」と言ってきたときは、その子を走って追っかけてやっつけてくれました。(噛みついたりはしてませんよ。私の敵だと認定して走って追っかけて追っ払ってくれたんです)

シャンプーしてあげて、きれいにしてあげた後、気が付いたらカーペットの上にしっかりう〇こしてくれてました。おい。デトックスしすぎだろ。

 

 

アホだけど、でも、可愛かった。

 

 

そんなあの子が、自分の死期を悟り始めた時期がありました。

動物、彼らは、もう分かってしまうんでしょうね。

そういう目で、私を見るようになったんです。

 

そういう目、というのは、「そろそろお別れだよ」という目。

 

 

その目を見るのが、苦しかった。

何にもしてあげられなかった。

時間が許す限り、ずっと撫でてあげた。

時間が来て、部屋に戻ろうとすると

「ありがとう、でも、そろそろお別れだよ」

という目で見てくる。

 

 

 

ある、寒い寒い冬の朝。

 

母が言いました。

 

「あの子が死んだよ」

 

その日は平日。私は泣きながら学校へ行きました。

兄も当然行きました。

 

 

 

で、学校の靴箱の前で大泣きしている私を見て、友だちが聞いてくるんですよ。

で、飼ってた犬が死んだと答えると、

みんな、笑うんです。「なんでそんなことでそんなに泣いてるの?」と。

 

 

私はもうその日は耐えられず、早退しました。

すると、兄も早退していたのです。

 

 

私は、実は、あの子の亡骸を、直視できなかったんです。

一度も見ることはなかったんです。

全て兄がやってくれました。

兄はあの子の亡骸を、箱の中に入れて

数時間ほどでしょうか、

庭にベンチを置いて、そこに座り

あの子の入った箱を隣において

じーっとお別れの儀式をしていました。

あの時の兄は、何を思っていたのでしょうか。

あの子とは、私よりも兄の方が絆が深かったと思います。

だから、二人だけでサヨナラの儀式をしたのでしょう。

 

庭に、あの子の亡骸を埋めました。

 

そこに花を植えました。

それからしばらくして、そこから満開の花が咲きました。

あの子の栄養を吸って咲いたんでしょうね。

グロくてリアルな話。

 

でも、あの子は私にたくさんのことを教えてくれました。

 

命を飼う大変さ。

もっと世話をしてあげればよかったとたくさん後悔しました。

 

 

今でも私は、このおバカな子が、大好きです。

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元気にしてるかい。

いや、元気だろうな。

いつも散歩のときにしてたみたいに、他の犬にすぐ喧嘩売ったりしてないだろうね?

いやしてるな。で、やられんだよ。

やめなさいよ。ほんと。

しゃくれ受け口で、あほみたいな顔して、実際あほで

そんな君と過ごせたあの時間が

今の私の宝物だよ。

ありがとうね。

次会った時は、ちゃんと覚えてるかな、私の事。

忘れてるだろうな(笑)

でも大丈夫。また背中撫でてあげるから。

君が私のことを忘れていても、私が覚えててあげるよ。

その時まで、またね。