おススメ映画:スノーデン
昨夜の母の名言。
『知らん、ってのは、いかんな』
字幕版のほうがおススメですが、
一応吹き替え版↓
【どんな人におススメか】
〇映画自体がネットやテクノロジーにある程度明るくないと映画の警告している危険性が分からない。
〇↑なのである程度ネットやテクノロジーの知識を入れて、世界中の人に見てほしい。
【あらすじ】
皆さん、CIAという組織がアメリカにあるのは、知っていますよね。映画とかで、よく出てきますもんね。
CIA(Central Intelligence Agency)アメリカ合衆国中央情報局と言いまして、いわゆる国外の情報収集や、大統領直属の機関なんですね。よく映画とかであるのは、身元を隠して組織に潜入して情報を収集して国内に持ち帰る等、工作員という感じですかね。
(この映画では関係ない余談ですが、FBIは国内の司法捜査機関です。よく映画で地元の警察官とFBIが揉めたりするのは、日本の地元の警察と警視庁が揉めるのと似ているって感じですかね。)
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では、NSAという組織があるのをご存知ですか?
NSA(National Security Agency)アメリカ国家安全保障局という組織です。CIAのさらに諜報に特化した機関って感じですかね。今は情報を掌握するものが世界を制すというわけですから、この機関ができたんでしょうね。CIAが現場に出ていくのと違って、テクノロジーを駆使する感じでしょうか。
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このCIAとNSA両方の機関に所属していたエドワード・スノーデンさんの告発映画です。アメリカがいかに情報を収集して捜査・操作していたか、全世界の個人情報(携帯電話での通話やメールなども含めて)がどれだけ漏えいし、監視されていたかの危機感を、スノーデンさんが命がけで告発したドキュメンタリーのような映画です。最後は本人が出演します。
【感想】
今さらながら思いますが、インターネットの発祥って、軍需産業じゃないですか。それの末端が結果発展して我々の生活には必需品になっていますよね。
正直映画を観た私の感想としては、「うん、まぁそうだよね。ネット上での個人情報の特定なんてメチャクチャ簡単だよね」と思いました。別に盗聴したり、通話やメールを監視しなくても、サーバーに情報が収集されている時点で、いやそうでなくても、SNSとかこういうブログとかで、普通にその人がどんな人かわかると思うんですよ。cookieとかもそうですよね。一回見たらその人の趣味嗜好を分析してその広告を表示するとか。そういうのも含めて、私は現在のネットの匿名性ってそんなに信じていません。だから、本気出していろんなことを特定しようと思えば、NSAやCIAじゃなくても、できるんじゃないかなぁと。
ただ、この映画でスノーデンさんが言いたかったのは、それが憲法違反なのに、そして映画の中でも出てきていますが、一時日本でもニュースでスノーデンさんが取り上げられたときに話題になった『日本国内では憲法違反なのでNSAには協力できない』と断ったのにも関わらず勝手に盗聴?っていうのかな、勝手に情報を取り出して、勝手に操作出来るようにしていたってやつです。
たかが個人の特定だけではなく、その国自体を転覆できるほど掌握しているんですよ、アメリカは。そして大統領直属の機関であるCIAが、その事実を知っているということは、大統領も知っていますよ。アメリカ大丈夫ですか?あなたはそれでいいんですか?ということなんでしょうね。
今回はネタバレも何も、ニュースになっているので、ネタバレ感想は書きません。
現在有名ですけど、スノーデンさんはロシアに亡命しています。
何が正しくて何が間違っていて、何が守られるべきで、何が隠されるべきか、
世界で飛び交う何億・何兆という情報を、どこの誰がどうやって何をするか。
うーん。
ネット使う時点で、どこぞの誰か、どこぞの機関が調べるのってしゃーない気がする。
自分が攻撃の対象にならないようにするには、もう正直、個人が気を付けるしかないですよね。
絶対誰にもばれたくないならネットを使わないで、鳩で伝達とか。笑
郵便も結局はばれますし。
あ、でも映画で言いたい事っていうのは、白を黒にできる力がアメリカにはありますよってことですし、いつでもアメリカさんが「日本い~らねっ!」ってなったら、一瞬で崩壊しますよーってことなんでしょう。
個人個人が考えるべき問題ですね。
特に、生まれたときからネットのある若者世代は、その危険性があんまりわかっていない気がするんですよね。
当たり前だったことは当たり前じゃなかったんですけど、当たり前になってしまっていて、しかもそれが結構危険なことだということを理解せず使っている。
逆にネットの危険性を知らずに使っている、おじじおばば世代も、学習する必要がありますよね。
あれ。気付いたらこんなに長くなっていた。笑