大人の学習帳

大人の夏休みは終わったけど、勉強は続けて行こうと思います。

薹が立つ(とうがたつ)

庭に父が植えた大根が生えております。

 

『薹が立つから早く食べないと』

 

しきりにそういう父でした。

 

私は、薹?とう?って?

 

そんな、薹が立った大根を

 

ふろふき大根にして、食べました。

 

口の中になんとも不快な芯というか、筋がたくさん残り、不味くはないのですが、ごっくんと飲み込むのに「ん〜」という感じです。

 

覚えたての『薹が立つ』という言葉を使いたくて、「この大根薹が立ってるね〜」って、母に言うと

 

「人も薹が立つって言うからね」

 

と。

 

辞書で調べましたら、

 

薹が立つ(トウガタツ)とは - コトバンク

 

このように

人生の盛りを過ぎた人の事を言うそうです。

 

が、しかし、んー。

 

母が言いたかったのは、そう言うことではなかったようで、

 

私が感じた事も、同じです。

 

人生を生き続けるうちに柔らかさを失って筋が残ったように、考えを頑なにしてしまうこと

 

なのかなぁと。

 

最新のこと、考え方、そういうことではなく、

誰かの意見を聞き入れる『耳と心』は、どんなに年をとっても無くしたくないなと。

 

薹が立つ、をそう受け取った私でした。

f:id:zhiwill4zhang:20190311205306j:image